どこか変私立中の入試問題今朝のサンケイ新聞の1面のトップ記事として、「どこか変私立中の入試問題」という大見出し つづいて、 「溶けない食塩量で計算」 「ありえない生物を設定」という中見出し がありました。 これは東京の大学の先生が関東の中学入試問題を調査した結果、分かったそうです。 そんなことなら、私にメールでもいただければいくらでも情報を提供したのに、と思いますが。 余談はさておき、問題はここからです。 小学生を対象とした算数の問題を数学・理科の観点から批判されているのですが、 今回の大きな問題は、 「読み方によっては正解が変わる、あいまいな問題文も目立つ。」とされていることです。 この件が大きくならないことを祈るばかりですが、もし大きな問題としてマスコミなどが取り上げた場合、 来春からの中学校の入試問題に影響が出てきます。 たとえば、算数の問題文が今までより長くなり、 俗に言う但し書き(「ただし、・・・」)が増える可能性があります。 すると、算数の問題であっても、必要な部分とそうでない部分を明確にすばやく見抜く力が必要になってくるのです。 かなり昔の話ですが、中国地方にある中学校が新設され、 その当時勤めていた塾の生徒を連れて(いわゆる引率です)受験させたことがあります。 問題を試験が始まってから入手し、講堂で解いていました。 その中に一問だけ条件の不足している問題があったのです。 しばらく考えて答えは出ましたが、その条件とは何だったと思いますか。 テストは100点満点だという、問題文にはどこにも書かれていないことだったのです。 試験終了後、子どもたちにその問題のことを聞いてみますと、ほぼ全員が簡単だったと答えたのです。 小学生の子どもたちにとっては、テストが100点満点で当たり前なのです。 それを大人がテストは100点満点だと書いていないからケシカランと言っていいものでしょうか。 ひたすら今回の問題がこれ以上大きくならないことを祈るのみです。 コメント・トラックバックはこちらからお願いします。 お役に立てば下を押してください。 人気blogランキングへ ジャンル別一覧
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